はじめに

1980年代から始まった製造番号の刻印。

この製造番号は、ルイヴィトン製品のどこかに刻印されています。
ほとんどの製品は見つけにくいだけでよく探すと見つけることができると思います。

ウンチクや詳細な情報は他記事でも出ているので、この記事では必要な要点のみに絞り、できる限り簡潔にまとめてみました。

※製造刻印がない製品も確認されています。正規品であっても、製造刻印がないことがあります。
※製造刻印は、近年ではコピー商品にも多く見ることができます。製造刻印の有無や表記だけで、正規品かコピー品かを断定することは難しくなっています。

製造工場（国）

一部の例外を除き、ルイヴィトンの製造番号の基本構造は、

アルファベット+数字　の刻印

となります。

このアルファベットには意味があり、
『どこの工場(国)で作られたものなのか』を知ることができます。

製造工場 (国) – 早見表 –
フランス	AA/AC/AH/AN/AR/AS/A0/AI/A2 BA/BJ/BU/CT/DU/ET/FL/LW/MB MI/MS/NO/RA/RI/SL/SN/SP/SR TA/TH/TJ/TN/TR/TS/VI/VX/AAS AX/DR/DU/DT/CO/CV/CX/GR/IT LA/LM/SF/SA/SD/RE
スペイン	CA/CR/GI/LO/LB/LW/UB/BC/FT
アメリカ	FC/FH/LA/OS/SD/FL/TX
スイス	FA/D1
イタリア	CE/FO/RC/BO/BC/RE/MA/CL/FA FH/FK/FY/LE/NQ/NZ/OB/PL/ST TB/TD
ドイツ	LP/OL

 

例外
正規リペア（修理）	DK
スペシャルオーダー (フランス製造)	AAS

 

このアルファベットの工場とルイヴィトンの製品に刻印されている『made in ◯◯』の◯◯国が必ず一致します。

一致しなかったり、矛盾があるとコピー品の可能性が高いということを覚えておいてくださいね。

製造年月

大事なので、繰り返します。

一部の例外を除き、ルイヴィトンの製造番号の基本構造は、

アルファベット+数字　の刻印

となります。

この数字には意味があり、
『いつ（年月）に作られたものなのか』を知ることができます。

製造年月 – 数字の読み方 –
1980年〜	数字のみの刻印 （例）831→1983年 1月前から順に①と②で年、③で月を表す。
1985年～	アルファベット+数字になる （例）CA8811→1988年 11月 （例）865CA→1986年 5月 ※アルファベットが後につく場合もある①と②で年、③と④で月を表す。
1989年～	アルファベットが数字より前に統一される
1990年～2006年	年月の読み方が複雑になる （例）AN1918→1988年 11月①と③で月、②と④で年を表す。
2007年～	製造月が週表記になる （例）TD4018→2008年 第41週①と③で週、②と④で年を表す。

 

ですので、頭の数字が『8』なら1980年代、『2・3・4・5』なら2007年以降の製品、『6・7・9』は、今のところは存在しない、となるわけです。

このように規則として決められているので、矛盾があるとコピー品の可能性が高いということを覚えておいてくださいね。

おわりに

いかがでしたでしょうか？

少し複雑ですが、ルイヴィトン好きな方なら覚えておくと便利だと思います。
お手元にあるルイヴィトンの製品がいつ頃のものかも、確認するとおもしろいですよ！

これからも見て下さる方が有益となる情報発信を続けていきます。よろしければ、チェックして見て下さいね♪

最後までお読みいただきありがとうございました。BICLOCK 一同

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